【偉人に学ぶ】相田みつを『つまづいたって いいじゃないか 人間だもの』

 
今回は、私が大好きな詩人であり書家の「相田みつを」に学びたいと思います。

詩人・書家として知られる相田みつを(本名は相田光男)は、1924年5月20日に栃木県足利市で生まれました。

父は刺繍職人で、6人兄弟の3男。

みつをは2番目の兄・幸夫をよく慕っていたそうです。

みつをがまだ3、4歳の頃、小学生の幸夫がよく紙芝居を見に連れ出してくれたのですが、家が貧乏で見物代金の飴を買えず遠くから見ていたために幸夫が紙芝居屋に襟首を掴まれて引きずり出され、皆が見ている前でぶん殴られるという出来事がありました。

兄一人なら逃げることができたのですが、弟のみつをがいたため捕まって痛みに耐えたのです。

『歯をくいしばってがまんをしたんだよ 泣くにも泣けなかったんだよ 弟のわたしがいっしょだったから』

 

幸夫は新聞社の模擬テストで県一番に輝くほどの秀才でしたが、家計を助けるため長男・武雄と同様に、小学校を出た後は費用の掛かる旧制中学に通えませんでした。

そして2人の兄の稼ぎのおかげで4人の弟妹たちが中学に行けたのです。

みつをが中学に進むと幸夫は懇々と諭したそうです。

「みつを、中学校ってのは下級生を殴るという噂を聞いたけれども、無抵抗な下級生を殴るのは一番野蛮だぞ。無抵抗なものを絶対に殴るなよ」

「足袋の穴は恥ずかしくない。その穴から太陽を見ていろ」

「どんなにひもじくても、卑しい根性にはならないでくれ」

 

・・・そんな優しい兄たちの人生を戦争が狂わせました。

 

・・・・・・続きは動画でご覧ください。

 

上城 孝嗣web master

投稿者プロフィール

好奇心旺盛なワクワク人間です!
人を驚かせたり、喜んでもらえる事をするのが好きです。

この著者の最新の記事

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. トランプ大統領は、敵対的なテレビ局の免許剥奪を示唆しました。 「彼らは基本的に私に悪い報道しかしな…
  2. プーチン氏は、ロシアを守っていく後継者について語りました。 「祖国への奉仕において、何も恐れない人…
  3. 福島雅典・京都大学名誉教授が代表理事を務める「ワクチン問題研究会」が、mRNAワクチン承認取り消しを…
  4. エミー賞を受賞した話題のドラマ「SHOGUN 将軍」でも、使われていた雅楽。その雅楽を担当した作曲家…
  5. 移民大国、犯罪大国になってしまった我が国ですが、必ず原因はあります。金儲けを優先し、国民の安全は二の…

おすすめ情報

  1. トランプ大統領「敵対的なテレビ局の免許剥奪を示唆」

    トランプ大統領は、敵対的なテレビ局の免許剥奪を示唆しました。 「彼らは基本的に私に悪い報道しかしな…
  2. mRNAワクチン承認取り消しを求め厚労省などに要望書提出「ワクチン問題研究会」

    福島雅典・京都大学名誉教授が代表理事を務める「ワクチン問題研究会」が、mRNAワクチン承認取り消しを…
  3. 養老孟司vs斎藤幸平「脱GDPを武器に!」

    東京大学名誉教授・養老孟司氏と、東京大学准教授・斎藤幸平氏、二人の天才が考える日本の政治とは? 会…
ページ上部へ戻る