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ストーリー


  関西総合病院の手術室の看護師・徳之島出身の照屋真央(23歳)は、

  大阪・道頓堀にあるミュージカル集団『アップル・パンチ』に入団する。


  病棟志望だが手術室に配属されて3年目の真央は、仕事の上で大きな行き詰まりを感じていたこともあった。

  劇団には、看板女優で手術室の先輩看護師・宮田早苗(29歳)、病棟看護師・吉田綾子(27歳)などがいた。

  入団歓迎会の夜、真央は、本間勤(28歳)に言われる。

  「同じ匂いがする」。

  真央は、伯父の反対に合いながら、アップルの活動に邁進する。

  歌に演技にダンス・・・ミュージカルへの挑戦は過酷だ。

  しかし、自転車を乗り回すバイタリティを持ち主・真央は、次第に、アップルの活動に慣れ、

  生活の一部になっていく・・・そんな真央が、片桐隆三(53歳)に出会う。

  建築設計事務所の経営者で、真央の病院の設計を担当していた隆三は、

  手術室の使い勝手を知りたいと真央を呼びだしたのだ。

  「何故、私?」と怪訝な思いにかられ真央。

  ミュージカルに挑戦していることを告げる真央に複雑な表情を見せる隆三であった・・・・


  桜の舞う春。

  真央と本間の大川クルージングのデート。

  伯父の反対に、実は、深く傷ついていた真央、アップルの活動への不安を告げる。

  が、本間は強く励ます。

  「冗談が言い合える仲間がいるって、とても大切なことだよ」。 頷く真央・・・

  そんな真央と本間の交流が深まるうちに、『アップル・パンチ』の公演が迫り、

  主演は、病棟看護師の綾子に決まる。

  真央は、アンサンブルの一員。

  真央は、一瞬気落ちするが、それでも、精一杯、稽古に取り組む・・・


  一方、東大阪の家業の町工場を切り盛りする祖父と働く本間には、試練が訪れる。

  祖父が急死。

  本間は、家業を受け継ぐため公演を辞退しようとするが、真央は、強く励まし、2人の絆は深まっていく・・・・。

  ミュージカルと仕事の両立。

  しかし、「大変だから頑張る」 真央。

  真央は、仲間との絆や命の大切さ、看護師としての使命感に目覚めていくのであったが、

  公演に向けて、ピンチが訪れる。

  公演のキップ販売が目標を大きく下回っているのだ。

  真央は、隆三に応援を頼む。

  快く応じる隆三。

  が、真央のなかにある疑念が生まれる。

  なぜ、そんなに親切なのか?

  実は、この隆三の存在が、真央のその後の運命を大きく変えることになるのだが・・・


  この物語は、「看護師の仕事の重さ」「仲間との絆の大切さ」を改めて深く心に刻みながら、

  新たな第一歩を踏み出す真央を中心とする現代の若者たちを生き生きと描き出す。





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