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トランスヒューマニズム計画!人間とAI(機械)の融合



 

今回は、近い将来に世界的な広がりを見せるかも知れない、人間の進化系について取り上げようと思います。

トランスヒューマニズムという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

アニメやSF映画などでは見たことがあると思いますが、人間の体を部分的に拡張するサイボーグのようなものです。

これもフィクションではなく、現実に自分の体をサイボーグ化している人たちが存在します。

 

トランスヒューマニズムは、ここ数十年間でゆるやかに定義されてきた新しい思想および運動の潮流です。

世界中に数百万人の支持者が存在するとされ、日本語では「超人間主義」とも訳されます。

アメリカの未来学者マックス・モア氏が1990年に『Transhumanism:Toward a Futurist Philosophy』で提唱した定義がもっとも広く普及しています。

「トランスヒューマニズムは、生命を促進する原則と価値に基づき、科学技術により現在の人間の形態や限界を超克した知的生命への進化の継続と加速を追及する生命哲学の一潮流である。」

 

科学技術で積極的に人間を改良するという思想は、非人道的で冷酷な考えのように感じるかも知れません。

また、生命の冒涜だと捉える方もいるかもしれません。

しかしトランスヒューマニズムの本質は、生命の抑制ではなく促進です。

科学技術の力によって病気や障害のみならず老化や死までをも克服し、生きていることの喜びを最大限に感受できるようになること。

だれもが生きていることの素晴らしさを実感できるようになること。

生という貴重で美しい体験をあらゆる手段をもって保護・保存すること。

これこそがトランスヒューマニズムの基礎をなす考え方です。

 

「シンギュラリティ」という言葉をご存じでしょうか?

実はこのシンギュラリティとトランスヒューマニズムには深い関わりがあります。

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、コンピュータ・テクノロジーが指数関数的に進化し続けた結果、AI(人工知能)がある時点で人間の知能を超えて取ってかわるという仮説のことです。

アメリカのコンピュータサイエンティストであるレイ・カーツワイル氏によって提唱されました。

彼の著作『The Singularity Is Near: When Humans Transcend Biology』では特異点の到来期を2045年と予言しています。

 

IBMは2011年に人間と同様に経験から学習し、事象間の相互関係を見い出し、仮説を立て、記憶していく能力を持つコグニティブ・コンピューティング・チップの開発に成功しました。

翌2012年にはGoogleが脳のニューロネットワークを模倣して構築した中央演算処理装置のネットワークシステムが事前プログラムなしに猫の識別に成功したと発表。

2015年には画像認識コンペILSVRCでAIの画像認識の誤差が人間と並ぶ水準にまで低下したことが明らかになりました。

2016年にはDeepMind社のAI・AlphaGoが囲碁で韓国のトッププロ棋士に勝利し、

日本ではAIの書いた小説が『星新一賞』の一次審査を突破。

2017年には中国企業・騰訊(テンセント)社のAIが独自学習の結果、共産党に対して批判的な主張を繰り広げました。

 

このように、AIは私たちの予想をはるかに超える速度で進化を遂げています。

シンギュラリティはけっしてSF世界の話ではないのです。

 

「人間は機械と戦わず、それらと融合することになるでしょう。私たちは戦争ではなく結婚に向かっているのです。これが新しい世界の形です。それを受け入れる者とそうでない者の差は、産業帝国と農業部族の差よりも、サピエンスとネアンデルタール人の差よりも大きくなります。これは進化の次の段階――ホモ・デウスなのです。」と、イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏は語っています。

 

ニール・ハービソンは自分の色覚異常を「修正」するため、色を音波に変換する人工器官を頭蓋骨に埋め込んだ。

彼は自分のことをサイボーグだと言っています。

 

インシュリンを分泌する幹細胞が入ったインプラント「Mailpan」。

糖尿病患者の暮らしを変えるかもしれない人工膵臓です。

 

スイス連邦工科大学ローザンヌ校のグレゴワール・クルティーヌ教授は、体が麻痺したラットの脊椎に電極を埋め込み、再び歩けるようにする研究を行なっています。

 

もうすでに様々な技術は実用化されています。

脳以外は機械と入れ替えて、ずっと生き続けるという選択肢があらわれた時、あなたはどうしますか?!

 

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